Top > Menu > Spec. > Review R32 SKYLINE GTS-4 (HNR32)

Brake pads



【WinmaX Zger SPORTS】(フロント・リア)
 HNR32の1450kgという重量に対して,純正パッドでは普段の街乗り時でもブレーキの効きに不満がありました(この時点でキャリパーが開き気味だったのかもしれません)。少しでも効きを良くしようと,社外のパッドを入れてみることにしました。定価がフロント\9,800で非常に安かったというのが,このパッドを選択した理由です。
 初期制動がもう少しあればいいとは感じましたが,踏力に合った効きが得られ,コントロール性が良いパッドだったと思います。ダストの量もごく普通のスポーツパッドといった感じで気になりませんでした。ただ,ローターに非常に細い溝が数本入ってしまい,摩材のバラツキが多少気になりました。

【WinmaX Zger spec.R】(フロントのみ)
 ECR33キャリパー流用と同時に入れてみました。Zger SPORTSで感じられた若干の初期制動の弱さは,このパッドでは感じられませんでした。ダストの量は,Zger SPORTSと同じくらいです。このパッドは,ローターに溝が入るということはありませんでした。ただ,たまにブレーキがすーっと抜けるというか,ガツンとした効きが得られないときがありました。たまに停止線をオーバーしてしまう感じです。原因はわかりませんでしたが,これも摩材のバラツキかなぁと思っています。

【Project μ TYPE NR】(フロント・リア)
 Zger spec.Rのブレーキの効きのムラが我慢できなくて,安定してガツンとくるフィーリングを求めて入れてみました。さすがProjectμ,値段がノンアスにしては高いだけあって,カチッとしたブレーキタッチとコントロール性の良さは,かなり気に入りました。ただ,DELPHI Lockheedのローターとの相性のせいか,それとも使用状況のせいか,装着当初の鳴きが激しかったです。ローターがあったまってくると鳴かないのですが,鳴くと歩行者が振り返るレベルで,横断中の女の子が耳を手でふさぎながら渡っていくこともありました(笑)。
 あまりにもひどかったので,冬の時期はZgerのspec.Rに戻してしまいました。春になって,spec.RからTYPE NRに戻したところ,めったに鳴くことはありませんでした。グリスの量の微妙な違いによって固有振動数が変わったのかなぁと思っています。いろいろ複雑に関連しているので,断定はできませんが。

【Project μ TYPE HC+】(フロント・リア)
 蔵王エコーラインや磐梯吾妻スカイラインを下ってくる際に,1450kgの車体を安定してしっかり減速させることができるように,カーボンメタルパッドをチョイスしてみました。初期制動を含めて制動力はTYPE NRより断然「上」で,ペダルタッチはやわらかめですが(カーボン系パッドの特徴らしいです),コントロールはしやすいと思います。ダストの量ですが,TYPE NRとはあまり変わらず,一般的なスポーツパッドより多めといった感じでしょうか。鳴きですが,温まると鳴く場合があります。
2012年3月3日改訂

To the tuning spec.

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