樹海を抜けると、岩手山の北側をちょうど眺めることができる位置に出ます。裾の方の紅葉が上から眺めてもきれいでした。が、今もっているデジカメでは表現できず残念。デジタル一眼レフが欲しい...。
さらに樹海ラインを駆け上がると八幡平山頂手前で温泉が湧いているエリアを通過します。藤七温泉です。今度はここに泊まってみたいです。八幡平山頂で、樹海ラインはアスピーテラインに接続します。アスピーテラインに入ってからは、もう一度岩手側に下りていきました。
岩手側に下りた理由は、松尾鉱山の跡地を見てみたかったからです。松尾鉱山は20世紀前半に栄えた硫黄、硫化鉱の鉱山です。標高1000mの広大な土地に、鉄筋コンクリートのアパートの他、学校、総合病院、劇場などがあり、「雲上の楽園」と呼ばれていたそうです。写真は，廃墟として有名な「緑が丘アパート」。
現在はその「楽園」の様子はどこにもありませんが、その土地に足を踏み入れるとちょっと周りとは違った空気に包まれる感覚は当時と同じなのかもしれません。
跡地は、現在も流出する有害な坑廃水を処理するための中和処理施設が新たに設置されています。
松尾鉱山跡地を見学した後は、もう一度アスピーテラインを登り、山頂で秋田県に入り、そのまま秋田側へ下りていきました。22日は、アスピーテライン秋田側の温泉で１泊しました。
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